日本国内で夏を前に35℃に迫る異例の暑さ、熱中症リスクに警戒

東京・名古屋・福岡で今年初の真夏日を観測、向こう数日は最大36℃の予想も

日本国内で夏を前に35℃に迫る異例の暑さ、熱中症リスクに警戒

日本列島は時期外れの極端な暖気に覆われ、東京都心や名古屋市、福岡市などで今年一番の暑さを記録しました。午後4時までに最高気温が30℃以上の真夏日となった地点は全国で196箇所にのぼり、2026年に入ってから最多の地点数を更新しています。

気象予報によると、この記録的な暑さは週の初めにかけてさらに強まる見込みです。真夏日を観測する地域は一気に250地点を超え、ピーク時には全国の約300地点で厳しい暑さが観測されると予測されています。

日本国内で夏を前に35℃に迫る異例の暑さ、熱中症リスクに警戒

高気圧の停滞で各地で記録更新、週中頃からは一転して梅雨前線が接近

今回の異常高温は、日本付近を広く覆った高気圧の影響で強い日差しが照りつけ、九州から東北にかけての上空に季節を先取る暖気が流れ込んだことが原因です。最も気温が上がったのは広島県安芸太田町加計で、最高気温34.8℃を記録し、5月としての観測史上最高気温を塗り替えました。

暑さのピークはこれから迎える見通しです。大分県日田市では36℃、兵庫県豊岡市では35℃に達すると予想されており、実現すれば国内で今年初めて「猛暑日」が記録されることになります。また、京都市や福島市で34℃、大阪市でも今年初めて30℃を超える真夏日となる見込みです。

気温の急変に身体が追いつかず、専門家は段階的な暑熱順化を推奨

空気が比較的乾燥しているものの、急激な気温上昇に対して身体がまだ暑さに慣れていないため、熱中症や脱水症状のリスクが急激に高まっています。医療専門家は、こまめな水分補給や適切な休息を心がけるよう呼びかけています。東京都心でも、天気が急変する前に2日連続の真夏日となる可能性が指摘されています。

この先取りされた夏の暑さは、週の中頃に接近する梅雨前線の影響で一服する見込みです。前線が通過する木曜日以降は、東京や名古屋などの主要都市で最高気温が20℃をわずかに上回る程度まで下がり、一転して肌寒さを感じるほどの気温差になります。人間の身体が暑さに適応する「暑熱順化」には約2週間が必要とされるため、専門家は入浴時の湯船への入浴や、軽いウォーキング、階段の利用などを通じて、日頃から暑さに強い身体づくりを行うことを推奨しています。

情報源:NHK