滋賀県草津市の公共工事現場で悲劇、ベトナム人技能実習生2人が注入されたセメントに埋まり死亡

地下12メートルの旧農業用水路パイプ内で作業中に事故、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を開始

滋賀県草津市の公共工事現場で悲劇、ベトナム人技能実習生2人が注入されたセメントに埋まり死亡

滋賀県草津市内の公共工事現場において、ベトナム国籍の若い労働者2人が作業中にセメントに埋もれ、死亡するという痛ましい労働災害が発生しました。事件が発生したのは火曜日(26日)の午前10時過ぎで、現場は滋賀県が発注した旧農業用水路の廃止・閉塞に伴うセメント注入工事の最中でした。

亡くなったのは、大阪市大正区に居住していたレ・タイン・ヴァンさん(27歳)と、グエン・テ・フォンさん(25歳)の2名です。両名は「外国人技能実習生」として来日し、建設会社で就労していました。地元警察の発表によると、2人は当時、地上から約12メートル下に位置する直径1.5メートルの古い配管の内部に入り、空洞を埋めるためのセメント注入作業に携わっていましたが、流し込まれた建築資材に突如巻き込まれ、生き埋めになったとみられています。

救助活動の経緯、司法解剖による死因特定、および安全管理体制の検証

事故直後、異変に気づいた別の同僚作業員が管内から2人を救出し、直ちに救急搬送されましたが、現場に駆けつけた段階で2人とも心肺停止状態であり、搬送先の病院で死亡が確認されました。

  • 死因の究明: 水曜日(27日)、警察は遺体の司法解剖を執り行い、詳細な医学的死因の特定を進めました。気道などの状況から、セメントの流入による窒息死の可能性が極めて高いと判断されています。

  • 刑事責任の追及: 滋賀県警は本件を重く受け止め、現場の安全管理体制に不備がなかったか、施工計画に基づく適切な手順が遵守されていたかについて、業務上過失致死容疑を視野に元請けおよび下請け業者への家宅捜索や関係者からの事情聴取を進めています。

情報源:NHK / JNN